有機溶剤/吸入ガスは法律で認められている?

「気が付くと幻覚の中にいて、そこで見えるものに話しかけていることがよくありました。私はそれを『ガス仲間』と名付けていました。ある日、ガスを吸っていたら、ある友達の幻が私のところに来たので、ああ、彼は死んだのかと思ったこともありました。」

「自分がガスを吸引するのは、幻覚を見るためだけでなく、吸ってる間にやってくる、こういう幻覚の中の『仲間』と付き合うためなんだということに気付きました。こんな感じの依存症と7ヵ月くらい格闘しているんです。」 エリン

有機溶剤や吸入ガスは、アメリカ合衆国の統制薬物法(Controlled Substances Act)によって規制されているものではありませんが、アメリカの38の州では、有機溶剤/吸入ガスとして乱用されることの多い製品について、未成年への販売や配布に対する制限を設けています。いくつかの州では、有機溶剤や吸入ガスの販売、配布、使用および所持に対して、罰金や懲役を科したり、取締りを義務付ける制度が導入されています。

またいくつかの州には、亜酸化窒素を娯楽目的で使用することを禁止する法律があります。

西オーストラリア州と南オーストラリア州のいくつかの自治体では、ガソリンを吸うことを違法とする条例が可決されました。ビクトリア州と西オーストラリア州では、正当な根拠があれば、有機溶剤や吸入ガスを所持していると思われる人を身体検査し、物質を押収することができます。

イギリスのイングランドとウェールズでは、揮発性の化学物質を吸入したり酩酊する目的で使う可能性があると見なされる正当な理由がある場合、小売店が18歳未満の人にそうした物質を販売することは違法となります。