3.5
小冊子を読む
読む: 短期的・長期的な影響
短期的な影響
摂取する量や取る人の体調にも左右されますが、アルコール乱用による影響には以下のようなものがあります。
- ろれつが回らない
- 眠気
- 嘔吐
- 下痢
- 胃のむかつき
- 頭痛
- 呼吸困難
- 視覚や聴覚の異常
- 判断力の低下
- 知覚が鈍り、調整機能が低下する
- 無意識
- 貧血(赤血球の減少)
- 昏睡状態
- 一時的な記憶喪失( 酔っていた時に起きたことを覚えていない)
長期的な影響
大量のアルコールを習慣的に取り続けると、以下のような数多くの悪影響を引き起こす可能性があります。
- 自動車事故や落下、やけど、溺死など、不注意による事故
- 銃の発砲、性的暴行、家庭内暴力といった故意の傷害
- 仕事中のけがが増え、生産性が低下する
- 家族間や友人間の不和
- アルコール中毒
- 高血圧、脳卒中、心臓疾患
- 肝臓障害
- 神経の損傷
- 性機能の障害
- 脳細胞の永久的な損傷
- ビタミンB1欠乏(記憶喪失、無気力、方向感覚の喪失などの症状を引き起こすことがある)
- 潰瘍
- 胃炎(胃壁の炎症)
- 栄養失調
- 口腔咽頭癌
「アルコール依存が徐々に進み、気付いた時には午後だけでなく朝から飲むようになっていました。」
「もう飲むのはやめようと決意しました。その夜はほとんど眠ることができず、次の日の正午には全身が砕けるような痛みに襲われました。頭がパニックになり、怯えながらグラスにジンを注ぎました。手がひどく震え、ボトルの半分をこぼしてしまうほどでした。それを一気に飲み干すと、苦痛が徐々に和らいでいくのを感じました。そこでようやく、恐ろしい事実に気付きました。私はアル中なんだ、もうやめられないんだ、と。」
フェイ