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チーズ・ヘロイン
「チーズ・ヘロイン」とは非常に強い中毒性のある薬物で、メキシコ産のブラック・タール・ヘロイン(その色から「ブラック・タール」と呼ばれる)と市販の風邪薬をブレンドしたものです。
この薬物は一回分わずか数ドルです。チーズ・ヘロインにはまってしまった9歳の子供たちが、ヘロインの禁断症状のために病院の緊急治療室に担ぎ込まれました。
この混合薬物を取ると、呼吸や心拍といった重要な身体機能が低下し、死に到る可能性があります。関係当局によると、テキサス州北部では2004年以来、チーズ・ヘロインによって少なくとも40名が亡くなったとのことです。
薬物の売人がよく使う誘い文句
十代の若者へのアンケートによると、薬物に手を出すようになったそもそもの理由として、55%が「周りの雰囲気に流された」と回答しています。彼らには「ダサい」と思われたくない、カッコよく見られたい、という願望があります。薬物の売人はそのことをよく承知しています。
売人たちは、友達のような顔をして近付き、親切を装って「いい気分になれるもの」を教えてあげると持ちかけてきます。その薬物を使うと「周囲から浮いてると思われなくなる」とか「仲間の中で目立てる」というのです。
薬物の売人はお金だけが目当てです。薬物を買ってもらうためなら、どんな嘘でも言います。彼らは「ヘロインをやるとすごく癒される」「今までで最高のハイを味わえる」などと言ってくるでしょう。
売人は「お客さん」が払うお金にしか関心がありません。薬物のせいでその人の人生が台無しになっても気にしません。かつての売人たちは、薬物を買う人を「いいカモ」としか見ていなかったと証言しています。
薬物についての真実を知ってください。そうすれば自分自身で正しく判断できるはずです。