3.10
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読む: ヘロイン
ヘロイン
ヘロインは通常、注射や吸引、あるいは喫煙によって使用されます。ヘロインは非常に常習性が高い薬物です。ヘロインは脳にすばやく取り込まれ、使用する人の思考や反応を鈍らせ、判断力を低下させます。この薬物を使用する人は、過去の出来事を思い出すことが困難になります。
ヘロインを注射によって用いると、感染した針によってエイズ、肝炎その他の病気に感染する危険性があります。こうした健康上の問題は、性交渉の相手や新生児に移行する場合があります。薬物乱用による死亡事故で、ヘロインは関与している件数が最も多い3つの薬物のひとつになります。この薬物の使用はしばしば暴力や犯罪を誘発します。
短期的な影響:
この薬物を乱用する人は、もうろうとした気分、吐き気、嘔吐などを経験します。痛みの感覚が抑制される場合もあります。妊娠中の女性は、自然流産を起こすことがあります。心臓の機能が衰え、呼吸はひどく遅くなり、時には死に至ることもあります。
長期的な影響:
長期的な影響には静脈の損傷あるいは破壊、血管の細菌感染、心臓弁膜症、腫瘍や他の軟らかい組織の感染症、そして肝臓病や腎臓病があります。また肺に合併症が起こる場合があります。注射器やその中の液体を共用することで、肝炎やエイズといった血行性ウィルス感染につながることもあります。