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市販薬の乱用
「血尿が出るようになりました。吐き気がするし…体が衰弱した感じで…薬に取り付かれたようになっていて、他のことはほったらかしでした…ハイになることしか頭にありませんでした…遊びで咳止め薬を使うくらい大丈夫と思ってたんです。まさか中毒になるなんて…後悔しても取り返しがつきません。あの時に戻って、すべてを取り消しにできるものならそうしたいです。」 クリスタル
店頭で買うことのできる市販の風邪薬や咳止め薬にも、乱用目的で使用されるものがあります。これにはデキストロメトルファン(DXM)という薬物が含まれています。DXMはシロップ、ゼリー、錠剤の形で販売されています。インターネット上で粉末として販売されているものは、成分の配合や濃度がはっきりしないため、特に危険です。DXMを含む市販薬は非常に数多くありますが、よく乱用されるのはコリシディンとロビタシンです。
影響
- 幻視
- 過剰な興奮
- 不眠症
- 倦怠感
- (長期間使用した場合)身体的な依存
- 目まい
- ろれつが回らなくなる
- 妄想
- 発汗
- 高血圧
- 肝障害、脳障害
咳止めシロップを他の種類の薬物と一緒に服用すると、中枢神経や心臓に障害を引き起こす恐れがあります。アルコールと一緒に服用するのは特に危険で、死に至る可能性もあります。