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ロヒプノール
ロヒプノールは、ベイリウムの10倍も強力な催眠鎮静剤です。白かオリーブ色の錠剤で、通常は気泡シートに包装したものが販売されています。乱用者はこの錠剤を砕き、粉末を鼻から吸入する、マリファナに振りかけて喫煙する、飲料に溶かす、注射するといった方法で使用します。
ロヒプノールの作用
ロヒプノールは、しばしば性的暴行に悪用されてきました。被害者を抵抗できない状態にする目的で使用されるため、「レイプ・ドラッグ」と呼ばれています。
ロヒプノールの使用者によれば、この薬物には心身を麻痺させる作用があるとのことです。その作用は薬を取ってから20~30分後に始まり、2時間以内にピークを迎え、8時間から12時間も続くことがあります。その場にへたり込み、動けなくなる場合もあります。目を開けたまま横たわり、周囲の出来事を観察することはできますが、全く動くことができません。記憶力が損なわれるため、後になって起こったことを全く思い出せません。
使用者は、筋肉の麻痺、意識の混乱、眠気、記憶喪失などを経験します。
ロヒプノールは、ヨーロッパと南米で睡眠薬として販売されていますが、アメリカ合衆国では違法薬物とされています。