ヨーロッパでは、15歳から24歳の人々の4.2%がLSDを使用した経験があります。アンケート調査によると、この年齢層で過去1年間にLSDを取ったことがある人の割合は、7ヵ国(ブルガリア、チェコ共和国、エストニア、イタリア、ラトビア、ハンガリー、ポーランド)で1%を超えています。
アメリカ合衆国では、1975年から国立薬物乱用研究所の助成により、薬物使用の動向を知り、薬物乱用に対する生徒の態度や考えを知るために、全国の1万7000人近くの高校生に毎年アンケートを行っています。1975年から1997年までの間に、LSDの使用が最も少なかったと報告されたのは1986年でしたが、この時でも高校生の7.2%が少なくとも1度はLSDを使用したことがあると報告されています。
過去1年の間にLSDを使用したことがあると報告した高校生の割合は、最低の数値を示した1985年の4.4%から、1997年には8.4%と2倍近くに増えています。また1997年には、高校3年生の13.6%がLSDの使用経験があると回答しました。
2008年1月に発表された調査結果によると、アメリカ合衆国では12歳から25歳までの年齢層のうち、約310万人がLSDの使用経験があると述べていることがわかりました。