リタリンは中枢神経系に作用する興奮剤として説明されています。ところが、その製造業者の薬品の説明書の中にさえ、人体にどのように作用するのか実際には誰も知らないことを認めるような以下の記載があります。「人体におけるこの薬の作用の仕組みは十分にはわかっていません。」
リタリンを乱用する人は、錠剤を砕いて粉末にし、それを鼻から吸い込みます。この薬品は水溶性であるため、注射できるよう簡単に液体にすることができます。
合衆国麻薬取締局は次のように述べています。「メチルフェニデート(リタリン)の乱用者の唯一の入手経路は、合法的な販路で売られている調剤された製品を転用することです。」つまり乱用されている薬品はすべて、錠剤であろうと、また粉末状に砕いたり、水に溶かしたものであろうと、もともとは製薬業者によってつくられたものだということです。それはどれも違法につくられたものではありません。
「今では耐性ができてしまっているから、『ハイ』になるには20mgの錠剤で2、3錠取らなくてはいけない。僕は依存症になっていることに気付いた。ドラッグに溺れて死んだように、まるでゾンビのようになってしまった。」 アレックス