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リタリン乱用

どんな所で使用されている?

残念ながら、リタリンなど「興奮」型の薬は、アメリカ合衆国ではほとんど至る所で見られます。例えばあなたが高校生か大学生なら、麻薬密売人(同級生)はあなたから利益を得るために、気軽に声をかけてきて簡単に入手することができるでしょう。

写真:istockphoto.com/Matty Symons
アメリカには、生徒の20%がリタリンなどを常用している学校がいくつかあります。多くの場合、これらの学校の構内には、こうした薬物が近くの薬局よりも多くあることが合衆国麻薬取締局の調べによってわかりました。

なぜそれほど出回っているのでしょうか? それは実に簡単です。ある「友達」が、自分の弟の処方薬を何粒か取ってきて、1粒5ドルで売るのです。もっと手っ取り早く手に入れたいと思う生徒は、学校の保健士に自分は「学習障害だ」とか「集中できない」と告げます。そのようにして処方薬を入手し、その薬を後で使用するために取っておき、余った分は友人に配るのです。

リタリンのような強力な中枢神経刺激剤1を無制限に配布することは法律で禁止されていますが、残念なことに、これらの薬物はどこでも自由に入手できます。「合法覚せい剤」と呼ばれるこの薬物は、キャンディーのように配られています。

「オーバードーズ(過剰摂取)みたいな状態になってしまうんだ。ものすごく過敏になって、気分が激しく動揺する。全く狂ってるよ。」 ― ジェイク

  1. 1. 中枢神経刺激剤:服用するとエネルギーや鋭敏さが一時的に増す薬品。同時に血圧や脈拍、呼吸数も増大する。