薬物に染まった文化

20世紀の中頃から、薬物が私たちの文化の一部となっています。1960年代に音楽やマスメディアを通して広まった薬物は、社会のあらゆる部分に浸透しています。

世界中で、およそ2億800万人が違法な薬物を取っていると推測されています。日本はアジアで最大の覚せい剤マーケットのひとつであり、覚せい剤の密売は暴力団の主要な資金源となっています。2番目に多く乱用されているのはマリファナ(大麻)で、エクスタシー(MDMA)がそれに続きます。

おそらく、あなたも薬物から直接、または間接的に影響を受けたことがある人を知っていることでしょう。

アメリカ合衆国で最も一般的に乱用されているのはアルコールです。アメリカでの十代の死亡事例において、アルコールによる自動車事故が2番目の主要な原因となっています。

違法薬物の中で、最も一般的に使用されているのはマリファナです。国連の「2008年 世界薬物報告」によると、世界の15歳から64歳の人口の約3.9%がマリファナを乱用しています。

最近では、薬物の使用者が低年齢化しています。2007年に疾病コントロール・センターが行ったアンケート調査によると、アメリカの高校生の45%がアルコール飲料を飲み、19.7%がひと月の間にマリファナを喫煙していたことがわかりました。

15歳と16歳の子供たちを対象にしたヨーロッパでの最近の調査によると、マリファナを使用しているのは全体の10%から40%以上で、最も高い割合を示したのはチェコ共和国の子供たちでした(44%)。その次がアイルランド(39%)、イギリス(38%)、フランス(38%)です。スペインとイギリスでは、15歳と16歳のコカインの使用率は4~6%となっています。コカインを用いる若者が増えている国は、デンマーク、イタリア、スペイン、イギリス、ノルウェー、フランスです。

「生きることじゃなく、ドラッグでハイになることが人生の目的になっていた。ドラッグがあれば問題から逃げられる、という誤った考えを持っていたので、何年もコカインやマリファナ、アルコールに走っていた。だけど、それは問題をさらに悪化させるだけだった。ドラッグをやるたびに、これで最後にしようといつも自分に言い聞かせるんだけど、どうしてもやめることができなかった。」 ジョン

「最初にマリファナ、次はエクスタシーとLSDをやった。あらゆるタイプの薬物を混ぜたり、ハイな気分を長続きさせるためにわざと大量にやったりすることもあった。ある晩、ひどいトリップになって、この最悪の気分を誰か消してくれよ、と泣き叫んだよ。頭の中で声が聞こえるし、ひどい震えがする。6ヵ月間も家から出られなかった。みんなに監視されているような気がして、人前で歩けなくなった。車の運転さえできないんだ。」

「挙句の果てにホームレスになった。路上で生活し、段ボール箱の中で寝て、何とか食い物にありつくために物乞いをしていたよ。」 ベン