バス・ソルトとは?
「バス・ソルト」として売られている化学物質は、バスタブで使用されるバス・ソルトではなく、毒性を持つ薬物であり、その作用は予測不可能です。
これらの薬物が持つ非常に有害な影響のため、それに含まれる物質の多くは米国では禁止されており、売人はバス・ソルトや他の名前を使って、法を回避しているのです。 これらの薬物は、法執行機関による逮捕を逃れるために、「植物用肥料」「ジュエリー・クリーナー」「携帯電話画面クリーナー」などと偽って宣伝され、「人体に摂取しないでください」と表示されています。
バス・ソルトは、他のどの薬物にも属さず、チャットという植物(東アフリカや南アラビアでみられる常緑の低木)に含まれる種類の薬物と類似する物質の集まりを、化学的に製造したものです。 スパイスやK2が合成マリファナと呼ばれるように、バス・ソルトは合成覚せい剤と呼ばれます。 また、LSDと同様、幻覚を引き起こすこともあります。
バス・ソルトには、さまざまな化学物質の混合物が含まれており、パッケージが同じに見えても、その製品に実際に何が含まれているかは誰にも分かりません。 通常は、パウダー状で、小さなプラスチックやホイルの包装で売られます。 白色や灰色、黄色や茶色で、カプセルか粒状、または小瓶に入った液体状で売られることもあります。
使用者によると、鼻から吸引したり、注射で身体に入れたり、食べ物や飲み物と混ぜたりするとのことです。 使用法として、「ボミング」(タバコの紙にくるんで飲み込むこと)や、直腸に入れたり、吸入器を使用して鼻から吸入したり、吸ったりすることもあります。