ワシントン州シアトルでは、薬物のない世界のための財団が地元住民と一体となって薬物乱用の根絶に取り組んでいます。小冊子の配布により、親が子供に薬物の害を教える際に非常に役立つツールが提供されています。薬物乱用の防止はまず家庭から始まるので、これは効果的な作戦です。

「真実を知ってください:薬物」の配布

ロンドンの大通りを歩く若者や大人に薬物乱用防止教育の小冊子が配布されています。

薬物についての正しい知識を広めていく上で重要なのは、小冊子やパンフレットといったこのプログラムの資料を配布することです。世界各地のさまざまな都市で、学校や青少年団体が自分たちの町に「真実を知ってください:薬物」シリーズの13冊の小冊子を広める活動に取り組んでいます。

シリーズの総集編にあたる小冊子には、薬物とは何なのか、どのように働くのか、身体と心にどのような影響を与えるのかといった概要が説明されています。その他の12冊の小冊子では、代表的な薬物を個々に取り上げています。単なるお説教ではなく、ありのままの事実をストレートに伝えるものです。世界中の至る所で、この問題に関心を寄せる企業や政府機関が、小冊子の大規模な配布活動を後援しています。

20の言語で利用できるこの小冊子は、薬物をめぐるさまざまな俗説を事実によって打ち消すことに役立ってきました。配布活動は、街角で直接の手渡しによって行われています。これまでに、ニューヨークから台湾、オーストラリアからイタリアまで、世界各地で2600万部以上の小冊子が人々の手に届けられました。