薬物防止「サイクロラン」が、国民の薬物に対する態度を変える

選手はモラヴスケー・ブジェヨヴィツェの町を出発。学校の子供たちも参加します。

15年連続でランナーたちとサイクリストたちは薬物のない生活の支援に向けたロードレースを行い、全国的な薬物使用率の低下に寄与しています。

チェコ共和国は薬物に溺れています。 人口1000万人のうち、8万人が慢性的な薬物使用者であると推定されます。 また、人口の28%、6万人以上が毎日マリファナを使用しており、チェコ共和国はヨーロッパのどの国よりもマリファナの使用率が高い国となっています。

ブラスティミル・スパレックは、唯一の真の答えは、効果的な薬物教育だと認識しました。 彼は薬物蔓延を食い止めようと決意し、薬物防止のメッセージの手段として、スポーツと自転車競技を使おうと決めました。

2003年、スパレックと彼のチームは、「薬物のないチェコ共和国のためのマラソン」と題した全国的なイベントを開始。 ランナーは町から町へと走り、小冊子「真実を知ってください:薬物」を配布しました。 その結果から、スパレックは若者たちが薬物に関する本当の情報に飢えていることに気づきました。そこで第2の要素、自転車を追加し、キャンペーンの範囲を広げました。 こうして最初の「サイクロラン」が誕生しました。

今年の第15回サイクロランがオルロヴァの町で始まり、12日目に1,250kmで終了。 アスリートたちは38都市を訪問し、「真実を知ってください:薬物」を12万人以上のチェコの若者と市民に届けました。 これに加えて新聞、テレビ、ラジオやインターネットメディアを通じて、約300万人にメッセージが届けられました。 各市町村では地元の役所職員が「薬物にNo!」宣言に署名し、これに参加。

ブラスティミル・スパレックは、唯一の真の答えは、効果的な薬物教育だと認識しました。 彼は薬物蔓延を食い止めようと決意し、薬物防止のメッセージの手段として、スポーツと自転車競技を使おうと決めました。

長年の努力の結果、彼らは国民の薬物に対する態度を変えました。政府は現在、薬物防止教育を擁護し、「薬物のない世界」を支援しています。

さらに重要なのは、全国の薬物使用率が減少していることです。政府の年次報告によると、重度の薬物中毒者数が8年ぶりに減少し、16歳未満の児童飲酒も同様の結果となっています。

「それが本当に肝心なところです」とスパレック。 「このプログラムで多くの人生を救えることはわかっていました。 これにはその力があるのです。 だからこそ、私は薬物に対する戦いを絶対にあきらめなかったんです。」


事実

1年間で出来ること
1年間にどのくらいの人が教育を受けられるでしょうか? ここに「薬物のない世界」の12ヵ月間の結果があります。

187

の放送局

私たちの薬物防止公共サービス広告(PSA)「そんなの嘘だった」が推定1億1300万人に向けて放映されました。

5,024

学校

「薬物のない世界」の教材や講演が世界中の学校で受け取られ、薬物の虚構を真実で払拭しています。

236,164人

の生徒

真実を知ってください:薬物について教育を受け、薬物のない人生を選ぶよう力づけられた生徒の数

21,119,024

サイト訪問数

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222,998,328名

の人々

昨年だけで、小冊子配布や教育セミナー、メディアを通してリーチした数


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