LSD

薬物の売人がよく使う誘い文句

十代の若者へのアンケートによると、薬物に手を出すようになったそもそもの理由として、55%が「周りの雰囲気に流された」と回答しています。彼らには「ダサい」と思われたくない、カッコよく見られたい、という願望があります。薬物の売人はそのことをよく承知しています。

売人たちは、友達のような顔をして近付き、親切を装って「いい気分になれるもの」を教えてあげると持ちかけてきます。その薬物を使うと「周囲から浮いてると思われなくなる」とか「仲間の中で目立てる」というのです。

薬物の売人はお金だけが目当てです。薬物を買ってもらうためなら、どんな嘘でも言います。例えば「LSDをやると自由な世界が開ける」などと言ってくるでしょう。

売人は「お客さん」が払うお金にしか関心がありません。薬物のせいでその人の人生が台無しになっても気にしません。かつての売人たちは、薬物を買う人を「いいカモ」としか見ていなかったと証言しています。

薬物についての真実を知ってください。そうすれば自分自身で正しく判断できるはずです。

「トリップして幻想の世界に入ると、友達がみんなで俺を殺す計画を企んでいるんじゃないかという被害妄想に襲われた。それで、ここから逃げなきゃと思い込んだんだ。」

「友人の寝室に駆け込み、窓を開けてそこから飛び出した。幸運にも、その部屋は1階だった。雑木林を抜けて橋に向かって 走っていった。心臓の鼓動がどんどん速まっていくのを感じた。お前は心臓発作で死ぬんだという声が聞こえてきた。」

「それで終わりじゃなかった。それから何年もたって、ランニング中に突然、トリップしながら走っていた時の幻覚が戻ってきたんだ。ひどいパニック発作に襲われ、お前は心臓発作で死ぬんだという声がまた聞こえてきた。」

「LSDをやろうなんて考えを少しでも持ってる人がいたら、絶対にやめとけと言うだろうね。」 ブライアン