薬物防止の広告が「テリー賞」受賞
薬物のない世界のための財団が制作した薬物防止の公共サービス広告シリーズが、テリー賞の銀賞を2部門で受賞という栄誉に輝きました。テレビ広告シリーズ「そんなの嘘だった」が「最優秀公共サービス・キャンペーン」に、単体の広告として「たった一度」が「最優秀公共サービス広告」に選ばれました。
監督のギャリー・レイブンスクロフトと脚本家クリストファー・スミスの共同制作によるこのシリーズは、10代の若者たちが薬物乱用に誘い込まれ、悲劇へと導かれていくストーリーを描き、強いインパクトを与えるものです。
これらの受賞広告では、実生活で遭遇する状況に基づいて、さまざまな人種の10代の若者が、どんな言葉を聞かされて薬物を取るようになったのか、それが自分の人生や家族にどれだけの痛手を与えたかを語っています。ドラマティックでスピーディーに展開される各広告の締めくくりは、「薬物について、真実を知ってください」という呼びかけとともに、視聴者に同財団のウェブサイトを紹介しています。
監督のレイブンスクロフトはこう語っています。「これらの広告は、薬物が本人だけでなく、家族や友人そして地域の人々にどんな影響を及ぼすかを知らせるものです。」「実際、薬物乱用は非常に広い範囲に影響します。ですから、私たち全員が危険にさらされているということです。そのため、これらの広告を通じて、人々が世間で薬物について耳にする嘘を暴露し、手遅れになる前に真実を伝えるのです。」
テリー賞は、1978年から毎年、広告、ビデオ、フィルムの各部門で最も優れた作品を表彰しています。現在では、同賞には30ヵ国からの参加作品があり、この種の賞では世界最大のものです。
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