薬物乱用防止のための意識向上広告が主要な放送局で放映

薬物のない世界のための財団による薬物乱用防止公共サービス広告の新しいシリーズは、米国ではVH1、MTV、FUSE、G4、BETなど12の全国ケーブルテレビ局で放映され、その力強いメッセージを伝えてきました。ドキュメンタリー・ドラマ仕立てのこの広告では、十代の若者が薬物をめぐる俗説の犠牲者となる過程と、薬物乱用が彼らの人生にどれほどの痛手をもたらすかを描いたものです。

監督のギャリー・レイブンスクロフトと脚本家クリストファー・スミスの共同制作によるこのシリーズは、若者を対象に、スピード感溢れる映像を通じて、薬物について広く流布している間違った情報の嘘を暴露し、真実を知るように促すものです。30秒の各広告の最後に紹介されるウェブサイト drugfreeworld.org を通じて、視聴者は薬物乱用防止の情報小冊子をオンライン上で読んだり、ダウンロードしたり、無料で請求したりすることができます。16本のビデオのうちの最初の4つは昨年秋にリリースされ、その創造性と作品としての完成度の高さを評価され、これまでにアディー賞とテリー賞を受賞するとともに、「最優秀公共サービス・キャンペーン」にも輝いています。

日々の生活で誰もが遭遇し得る状況を描いたリアルなストーリーは、薬物乱用防止の講習会や講演を行う際に上映すれば、非常に効果的な導入になるでしょう。レイブンスクロフト監督は次のように述べています。「この広告は、薬物の乱用が自分だけでなく友人や家族を含めたさまざまな人にどれほどの悪影響をもたらすかを描いたものです。私たちは、若者たちが薬物についての正しい情報を知るべきだと痛感できるようにすることに取り組んできました。彼らがこれを自分の人生に関わる問題として捉えてくれるようにです。」

薬物の危険性に対する認識を向上させることは必須の課題です。しかし、その対象はいわゆるストリート・ドラッグだけではありません。というのも、多くの若者たちは医薬品なら「安全」であると信じているため、そうした薬物の乱用が増加しているからです。最近刊行された、カリフォルニア州立サンディエゴ大学による調査では、処方薬や店頭販売の医薬品の乱用による死亡率は、この20年間で33倍増加したとされています。そのため、当財団の薬物乱用防止教育プログラムでは、処方薬乱用の問題も扱います。

 

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