国際的な統計

有機溶剤や吸入ガスの乱用で死亡した人の22%は、乱用歴のない初めての使用者でした。パキスタンのカラチでは、80%から90%のストリート・チルドレンが接着剤やシンナーを鼻から吸っています。

日本では、有機溶剤の乱用があらゆる薬物乱用の中で最も深刻な問題になっています。薬物乱用で逮捕された若者のうち、有機溶剤の使用で逮捕された数が最も多いということです。

  • 日本で2007年に発表された調査結果によると、精神医療施設で薬物乱用の治療を受けている患者のうち、44.3%が有機溶剤から薬物乱用を始めていることがわかりました。
  • 2008年に発表された統計調査によると、アメリカのある州では、有機溶剤や吸入ガスの中毒により、年間平均3800人以上が緊急治療室に運び込まれ、450人以上が入院しています。
  • アメリカ合衆国の学生の5人にひとりが、中学2年生になるまでに有機溶剤や吸入ガスの乱用を経験します。2007年には、有機溶剤や吸入ガスは12歳から13歳の若者によって最も頻繁に乱用される薬物となっています。
  • 「物質吸入突然死症候群」で死亡した人の22%は、過去に有機溶剤や吸入ガスの乱用歴がなく、それらを初めて使用した人たちでした。
  • 「アルコール・薬物等に関する欧州学校計画」によると、ヨーロッパでは12歳から16歳までの若者の20%が、有機溶剤や吸入ガスを乱用した経験があります。
  • ケニアのナイロビにはホームレスの子供が約6万人いますが、その大半が何らかの種類の有機溶剤や吸入ガスの中毒になっています。
  • パキスタンのカラチでは、1万4千人いるストリート・チルドレンの8割から9割が、接着剤やシンナーを乱用しています。
  • アメリカ合衆国の2006年「薬物使用と健康に関する全国調査」によると、12歳から17歳の若者のうち1100万人が、前年に有機溶剤や吸入ガスを取っていると報告されています。